2025年10月30日より2025年11月28日にかけて、西尾市佐久島で、物流ドローンと貨客混載自動運転車両の連携実証実験を実施しています。
この取組は、佐久島の島民が本土の販売店に注文した商品を、本土側から島側にドローンもしくは定期旅客船で配送し、佐久島到着後は自動運転車両に品物を載せ替えて注文者まで配送する実証実験です。
また、商品の配送だけでなく、島内で自動運転車を複数運行し、島民や観光客の散策などの移動に利用されるよう、モノの移動と人の移動を兼ねた貨客混載の自動搬送を行っています。
ツアー当日は天候にも恵まれ、爽やかな秋晴れのもと、本土側の一色港からドローンで商品が配送される様子や、自動運転車両が商品を個人宅へ届ける様子を見学しました。
さらに、参加者の皆さまには実際に自動運転車両にご乗車いただき、自動運転の走行を体験していただきました。
佐久島が抱える現状や課題、そしてモビリティ産業における産官学の共創連携について、実験関係者との意見交換を通じて理解を深めることができ、離島が抱える課題をモビリティの観点から解決していくうえで、産官学連携による新たな取り組みが重要であることを共有する場となりました。
多くの皆さまにご参加いただき、誠にありがとうございました。
本実証実験は、令和７年度国土交通省スマートアイランド推進実証調査業務のもと、ご関係の皆様のご協力をいただき、先進的モビリティシステムを活用したスマート・ディストリクトの構築に向けて、実験の企画、実施、効果検証に取り組んでまいります。
※CAMIPは、一般社団法人中部経済連合会と名古屋大学が、産学官の連携を通じて次世代モビリティの産業形成を進めるための枠組み「中部先進モビリティ実装プラットフォーム」（Chubu Advanced Mobility Implementation Platform）の通称です。来るべきモビリティ産業のエコシステム化に向けて、産官学Win-Win共創連携を推進し、次世代モビリティ創出と実装を目指しています。
詳細は下記リンクを併せてご確認ください。
CAMIPツアーについて
https://www.gremo.mirai.nagoya-u.ac.jp/event/251120_camip.html
国土交通省 令和７年度 スマートアイランド推進実証調査について
https://www.mlit.go.jp/report/press/kokudoseisaku11_hh_000130.html
