Mobility Innovation Week 2024の期間中、名古屋大学SIPで進めている「ローカル・モビリティ」をキーワードに、将来のローカル・モビリティに向けたソリューションを探るワークショップを開催しました。
5か国以上から集まった25名程度の多様なバックグラウンドを持つ参加者（次世代を担う学生や研究者を含む）たちと一緒に、ローカル・モビリティの将来像や課題について議論しました。
この日全体のテーマは、“How should we approach the issues of local mobility?”と題し、3つのサブテーマに分けて議論を行いました。
【テーマ1】What and how is your ideal local mobility”？
【テーマ2】What is required to make your ideal local mobility happen?
【テーマ3】What are the factors to realize your ideal local mobility?
1日にわたる議論の成果として、私たちは各テーマにつき1つ、合計3つのビジュアルに議論内容を集約することができました。
この手法は「グラフィックレコーディング」と呼ばれ、議論の過程や重要なキーワードをリアルタイムで視覚的に記録するものです。名古屋大学はこのような新しい議論の推進の手法については積極的で、チームメンバーは何度か経験がありますが、今回は初めて英語で挑戦し、非常に有意義な経験となりました！
特筆すべきは、参加者の多くがエンジニア（土木工学、機械工学、データサイエンスなど）でありながら、技術的な話題はほとんど出ず、議論の中心が「人」や「システム」、「ルール作り」となっていたことです。
これは、ローカル・モビリティに求めるものが、より人間中心のイノベーションへの転換を象徴しているのかもしれません。
