2024年11月15日から17日に、岡山大学にて第70回土木計画学研究発表会・秋大会が開催されました。
高蔵寺ニュータウンのモビリティサービス共創の取組み紹介
大会2日目(11月16日)は、名古屋大学SIPプロジェクトメンバーである金森亮特任教授が、「高蔵寺ニュータウンのモビリティサービス共創の取組み紹介」セッションをオーガナイズし、本プロジェクト(名古屋大学SIP)に加え、COI-NEXTなど名古屋大学が高蔵寺ニュータウンをフィールドとして取り組む様々な研究成果を一つのセッションにまとめ発表しました。
冒頭、金森特任教授からは、「高蔵寺ニュータウンにおけるモビリティブレンドの取組み」と題し、高蔵寺ニュータウンにおける地域特性や課題などの全体像を発表しました。
その後、SIPでも取り組むモビリティポートを活用したモビリティハブの取組について、「交通結節点のスマート化によるモビリティサービスへの考察」「高蔵寺ニュータウンにおける「モビリティポート」による交通結節点のスマート化の効果分析」の2編の研究成果発表がありました。
さらに、赤木特任教授からは、「住宅地域でのオンデマンド型自動運転サービス実装と運行設計領域の設定法に関する研究」と題し、自動運転車の社会システム化を目指す研究成果の発表がありました。
会場からは多くの質疑があり、改めて高蔵寺ニュータウンをフィールドとする名古屋大学の研究の多様さ、先進性をアピールすることができました。
スマートモビリティプラットフォーム構築の最前線
大会3日目(11月17日)は、SIPスマートモビリティプラットフォームのうち「課題Ⅰ(通称HINT)」の受託コンソーシアムが合同で「スマートモビリティプラットフォーム構築の最前線(オーガナイザー:広島大学 藤原章正教授)」を開催しました。
名古屋大学からは森川プロジェクトリーダーが、西尾市吉良・幡豆海岸周辺にて、名古屋大学がSIPにて取り組む研究内容の紹介、ローカル線や離島を擁し夏には海水浴や潮干狩りで賑わうユニークな地域特性について紹介しました。
会場には120名が聴講に訪れ、スマートモビリティプラットフォームへの関心の高さを改めて認識しました。