2024年10月24日、タイのチュラロンコン大学及びカセサート大学と名古屋大学の研究者が集まり、”Smart Mobility Workshop”と題した分野横断的なセミナーを開催しました。
本セミナーでは、土木、建築、機械の各分野からモビリティに関連する研究者が一堂に会し、最新の研究成果やプロジェクトの進捗について共有しました。
セミナーの前半では、名古屋大学が取り組むSIPプロジェクト「先進的モビリティシステムを活用したスマート・ディストリクトの構築」の概要を発表しました。
このプロジェクトは、未来のモビリティ社会を見据えた持続可能な技術やシステムの開発を目指しており、国際的な連携の中でその重要性を強調しました。
一方、タイの研究者からは、それぞれの研究室・研究者が現在進行中のプロジェクトに関する詳細な紹介がありました。特に、都市部での交通課題解決に向けた取り組みや、地域特性を活かしたモビリティ戦略についての発表が印象的でした。
後半のディスカッションでは、「自動運転」や「モビリティハブ」といった共通のキーワードを中心に議論が進みました。参加した研究者たちは、これらの技術やコンセプトが社会全体に与える影響や、地域特有の課題への適応可能性について活発に意見を交わしました。
本セミナーは、タイと日本の研究者がそれぞれの知見を共有し、新たな連携の可能性を模索する場となりました。今後も両大学は、グローバルなモビリティイノベーションを推進するための協力を続けてまいります。